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順次情報更新中

激震必至!2015年8月、新作を引っ提げ、ナカゴー 名古屋初登場!

【ナカゴー】

2006年、劇作家・演出家の鎌田順也らを中心に東京を拠点として旗揚げ。

『なにやってるんだ』的なアイディアと、『どうしてくれるんだ』的な構成で人々を魅了。

王子小劇場《佐藤佐吉賞2012》最優秀作品賞を、『黛さん、現る!』で受賞。

 ナカゴー第12回公演/名古屋公演

『率いて』

作・演出:鎌田順也

※公演は終了しました。沢山の皆様のご来場、誠にありがとうございました。

日程・2015年

8月15日(土)15時/19時☆

8月16日(日)15時

 

◎受付開始(当日券発売開始)は開演の40分前。

◎開場は、開演の30分前です。
☆15日19時終演後、アフタートーク開催

ゲスト:天野天街氏(少年王者舘主宰)

会場

名古屋市演劇練習館アクテノン リハーサル室

 

◎名古屋市中村区稲葉地町1丁目47番地 (稲葉地公園内)

◎地下鉄東山線「中村公園」下車 2番出口西へ徒歩12分

google  map

◎会場に駐車場はありません。公共交通機関をご利用下さい。

◎会場は土足禁止になっています。ご入場の際、備え付けの

スリッパに履き替えて頂きますのであらかじめご了承下さい。

 

★NEW! 写真付道案内図

料金

◎前売予約(当日精算):2,300円

◎当日:2,500円

 

※日時指定・全自由席

Link

名古屋公演情報

チケット取扱い

★チケット予約 ☞ シバイエンジン

※前売予定数に達したため、ご予約受付は終了しました。

※当日券の情報は、Twitterでご案内します。

チラシ折込み情報

★NEW! 名古屋のみなさま
はじめまして、ナカゴーの鎌田順也です。ナカゴーはだいたい10年くらい続けている劇団です。主に、喜劇的な芝居をやっております。暴力的な場面もありますし下品な表現が含まれていることもよくあります。でも、客いじりとかはやりません。今回、劇団員のみの五人で一幕劇を行います。はじめての方がほとんどかと思いますが、どうか、劇場に足を運んでいただけませんでしょうか。よろしくお願い致します。

 

ナカゴー 鎌田順也

※ナカゴー『率いて』名古屋公演リポート

部数:150部

日時:8/14(金)15時~21時、及び15(土)10時~13時

場所:名古屋市演劇練習館アクテノン 5階リハーサル室ロビー

※各自折込み・事前申込不用

お問合せ

◎名古屋公演お問合せ:名古屋演劇教室

Tel:090-9929-8459  コンタクトフォーム

 

 

■名古屋公演主催:ナカゴー、名古屋演劇教室

■名古屋公演コーディネート:小熊ヒデジ

ナカゴー公演『リベンジャーズ・トラジディ』より(2010年)

東京公演情報

■『率いて』東京公演■

※終了しました。

◎日程:2015年

7月25日(土)〜27日(月)

8月2日(日)〜8日(土)

◎会場:ムーブ町屋ハイビジョンルーム

 

⇒ナカゴーWebサイト 

昨年、東京で観た芝居の中で最も衝撃を受けたのがナカゴー。これは是が非でも名古屋に呼びたい…!と思えるカンパニーに出会ったのは何年振りのことか。何者かに憑依されたのかと思えるほど全力で演じる俳優たちの熱量は凄まじく、これ以上無いほど圧倒的くだらなさと狂気とデタラメさは目眩を覚えるほどで、それでいて緻密で冷静な計算が隅々まで張り巡らされた構成と演出は寸分のブレも許さない。呆然としながら大爆笑し、のたうち回りながら胸を締め付けられ、これでもかというほど演劇の醍醐味を堪能させて頂いた。素晴らしい。感服しました。是非名古屋に来て下さい。ということで実現したナカゴー名古屋公演です。今のナカゴーを観逃す手はない、と僕は心底思います。皆様、是非是非この機会にご来場下さいませ。

 

(名古屋演劇教室代表 小熊ヒデジ)

ナカゴー名古屋公演への大推薦文頂きました!

 ここ数年の演劇シーンの潮流とは一線を画しながら、しかし小劇場界の隠れた大本命。そんなナカゴーの本公演が名古屋で観られる、またとない機会。

 

これらのコメント群に辿り着けている時点で、あなたの演劇嗅覚は十分鋭い。だから、あとはその嗅覚を信じて辺鄙な会場までの道のりを歩くだけ。

存在を知り、入場を許された者だけが味わうことのできる愉悦。まるで秘密クラブのような背徳と快感で、ナカゴーはあなたを支配する。

 

本公演『率いて』は非常にハートフルで家族愛に満ちた作品に仕上がっている。あの家族たちが体験する一晩の物語が、私が演劇を始めた出身校のすぐ近くで上演されるかと思うと、心の底から興奮する。

 

このチャンスを見逃すなんてあなた、末代まで祟られますよ。

 

(野鳩 水谷圭一)

 『会場を間違えて、こんなに良かったことはない。』昨年の春頃、友人に連れられて王子小劇場に訪れた。しかし、観に来たはずの芝居はやっていない。完全に会場を間違えたらしい。今から移動しても間に合わないので、せっかく来たし何かの縁と思って観劇。その時王子小劇場でやっていた芝居が「ナカゴー」。結果的に言うとホントに良縁だった。面白かったらラッキーくらいの気持ちで見はじめて、気づいたら舞台に釘付け。やってることは突き抜けてくだらない。割と酷い(いい意味で)。けど、見てしまう。見入ってしまう。そして、最終的にナカゴーが作り出す嵐の中、観客全員が腹を抱えて笑っていた。私も身がよじれるほど笑った。観劇後、会場の外に出てあんなに清々しかったことは近年ないと言っていいほどだ。これだ!こういうのが足りない!こんな芝居を名古屋でみたい!こんなにシンプルで且つエンターテイメントな芝居があるんだ。誰か連れてきてくれないかなーって、他人任せな考えで1年ほど過ごしていると…。なんと!名古屋に来るではないか!呼んで頂いて本当にありがとうございます。これは、お盆に里帰りなどしている場合ではない。絶対に観ないと損!さぁ、すぐに予約しましょう。会場はアクテノン。お間違えなく。

 

(折込みネットワーク代表 山内崇裕)

「北」からの贈り物    うにたもみいち・演劇エッセイスト

 

東京が日本の演劇の中心、などとは決して思ってはいないのだが、それでも演劇の数の多さだけは圧倒的である。その内訳を見ると、気取った商業演劇が日比谷を中心とする東側のほうにかたまっているのに対して、カジュアル系の小劇場はたいてい下北沢とか新宿とか渋谷とか池袋といった西側、いわゆる“山の手”界隈に集中している。

 

ところが、ナカゴーの場合、王子とか町屋とか浅草といった、もっぱら東京の北部を中心に上演活動を続けている(多少の例外もあるが)。しかも、集会場とか催事場とか、劇場らしからぬ空間が多い。主宰の鎌田順也が北区の王子に棲んでいるという便宜上の理由もあろうが(ついでに言えば、その不可思議な劇団名も王子近辺に実在した「ナカゴー家具センター」から取られたものだ)、彼らの芝居を見ていると、もっと深いところでの「北」へのこだわり、又は「北の理念」(という名のラジオ番組をカナダのピアニスト、グレン・グールドが手掛けていたが…)みたようなものを何となく感じずにはいられない 。それは、東京の山の手あたりの長閑な演劇集落から見れば、到底理解の及ばない「北の脅威」でもある。

 

とはいえ、彼らの舞台は通常、ありふれた等身大の日常的光景の中から大人しく開始される。あたかも「静かな演劇」の一派であるかのように。やがて小さな共同体における関係性のほころびが、徐々に大きな破綻に向って進んでゆく過程をコミカルに描いてゆく、そんな感じの芝居なのかな、と思って見ていると、実はそれどころではなかったりする。

 

ナカゴーはいつの間にか狂犬のごとく牙を剥き、私たちの脳内の観劇神経回路に荒々しく噛み付いてくる。はじめは温厚な顔つきだった埴輪が、何かをきっかけに禍々しい表情の大魔神に変身し破壊の限りを尽くす、そんなイメージ。 血肉の飛び散るヴァイオレンス・ホラーにまで発展してしまうことも往々にしてある。

 

劇中、超自然現象が生じることはままある。動物霊や生霊などが登場人物の体内に潜り込み、大暴れして、惨劇をもたらすこともザラだ。いや霊の力を借りずとも、集団ヒステリーや過剰な性欲など、人間の潜在意識の闇から野蛮のエネルギーが放たれることだってある。ただしこれらは、いちおうコメディの体裁で作劇されているので、観客たちは笑うか呆気にとられるか、あるいはそのどちらともつかないカオスの境目を彷徨うかだ。そこが一見タランティーノやサム・ライミのようでもあるのだが、ナカゴーにはもっと肉体的なコクが感じられる。ここにおいてナカゴーという笑劇に対して観客は、ベルクソン的な笑いの図式では収まりきれず、ディオニュソス的な感情に包まれる。人によっては疲弊感すら覚えるかもしれない。

 

ナカゴーとは「前近代(プレモダン)」…というか「原始」のマグマが「近代」の皮を突き破って噴き出してくる演劇現象だと思っている。そもそも主宰・鎌田の生まれ育った東京北部というのが江戸の鬼門というか、刑場とか墓地といった負の特権性を濃厚に帯びた「場」である。それはまた、原日本人や縄文の心性にもつながってくる「場」でもある。そして、私には鎌田が「北」の大地に根を張った巨木(樹齢7000年くらいの縄文杉とか)の精にも見える。地底に埋まった、縄文以来の「北」の歴史や情念を、この劇作家は根っこから吸い上げて、霊媒師の如くに表出させるのである 。それがさらに、野生味を内包する俳優たちの圧倒的な演技を通じて、観客一人一人の心の深層を揺るがすのだ。

 

縄文をこよなく愛した岡本太郎の「芸術は爆発だ」という言葉は、いまやナカゴーのためにある。もはや日本全国標準化された私たちからすれば、それは既知の外側=既知外(キチガイ)の、そう、狂気の演劇かもしれない。そんな未知なる「北」の魔物を、小熊ヒデジが、わざわざ名古屋まで呼び寄せてしまう。愛知は、そして濃尾平野は大丈夫なのか。観客の皆さんは、平将門の生首が怨念の力だけで関東から飛んできて、上演会場の屋根を突き破って一撃を喰らわされるくらいの不条理を今から覚悟しておいたほうがいい。

(うにたもみいち 演劇エッセイスト)

「ナカゴー観といたほうがいいよ。」数年前から東京の業界筋の多くにそう言われ、初見が2012年10月の『鳥山ふさ子とベネディクトたち』@京都元・立誠小学。期待値高く客席に着きましたが、その期待値をはるかに上回る攻撃力・破壊力に圧倒!鎌田さんの創る世界は不条理で下衆で異常な人だらけなので、私なんかはそれを赤の他人に堂々と見せる勇気はこれっぽっちも持ち合わせてないのだけど、ナカゴーの面々はもうこれが絶対に面白いんだという確信を抱いているようで、そのイっちゃった感が美しくもあります。次に観たのが『ノットアナザーティーンムービー』@北とぴあ。これまた暴力とセックスが支配するB級アメリカン・グラフティ(書いてる自分が意味不明です)にただただ圧倒!あれほど下衆な世界なのに女優がみな美しく輝いているのは、鎌田さんと心中する信念があるからでしょう。正直劇空間としてはそれほど魅力的でない場所(失礼)でしたが、そんなことが気にならないぐらいにのめり込みました。「それほど好きなら三重文に呼べばいいじゃん」となりますが、公共というプレッシャーの中、館長に怒られる自分を想像して躊躇していたところに、小熊さんがダイレクトボレーで名古屋に招聘!小熊さん、好き、好き、愛してる、ありがとう!さあ、みんな、今年のお盆はアクテノンに集合です!

 

三重県文化会館 事業課長 松浦茂之

昨年、東京日帰りで観劇に行き、目的のお芝居は別にあったのですが、もう一つ何かをマチネで観ることになり、ナカゴーを勧められました。でもまずチラシがあまり魅力的でない(ごめんなさい私的にです)。たしか、女性がETの人形を自転車のカゴにのせているチラシでした。このご時世、このチ ープ感はなんなのだろう。ほんとに面白いの?でもまあ会場へ行くと、これまた会食室のような部屋で、ソデはパーテーションが置いてあり、うーんやっぱりお金ない劇団なのかな(ウチも一緒ですが)なんて思いながら開演を待ちました。そして、、終わりました。一緒に行った友だちとしばらく感想は言えず、外の景色などを見たりしてたのですが、、、、「言っていいのかわからんのだけど、ナカゴー面白かったわ。笑っていいのかわからんのだけど笑ってしまって、それを周りの人に知られたらどうしようと思った、笑。」的な感想を勇気(?)を出して話した覚えがあります。とにかく、その時の印象は、メチャクチャで、狂ってて、そして、血みどろなのです。しかし、どんどん惹き込まれてしまうのです。笑ってしまうのです。なんでだろう。ソデがパーテーションであったことなんか忘れてしまっていたほど、ものすごいエンターテイメントを観た見ごたえ感。なんでだろう!ちっともチープじゃない。こんなお芝居みたことない。昨年観たお芝居で一番衝撃を受けました。怖いのです、ナカゴー。そういえば、ナカゴー、てのも、よくわかりません。意味が掴めないのに、覚えやすいです。ナカゴー。名古屋上陸らしい。大きな声では言えないけど、オススメです。その目で確かめに来てください。

 

(avecビーズ 金原祐三子)

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